e-まちフォーラム2007 西日本新聞で掲載されている「e-まちフォーラム2007」の模様をご紹介します。 2007年の出演者一覧
2004年〜2006年に実施したe-まち懇談会
ご出演者からのご提言(西日本新聞掲載)
ご出演いただいた皆様の近況報告!

フォーラムご出演のみなさんのご紹介 (2008/1/7 UPDATE)

新着のフォーラムメンバー5名はこの方たちです。写真をクリックされますと、今回のフォーラムメンバーの個人の「私の想い」をご覧いただけます。

 
WeLove天神協議会
事務局次長
阿部 裕之
http://tenjinsite.jp/
we_love/

九州の中心地・天神のまちづくりのために、企業、団体、住民、行政の方々と共に様々な活動に参加しています。

 
岩田産業株式會社
代表取締役社長
岩田 陽男
http://www.iwatasan
gyo.co.jp/

食を通じて地域と関っています。食の国際化の中で家庭の味が忘れられています。代々受け継がれる伝統を大切に。

 
(株)天国社福岡会館
代表取締役
野口 宣夫
http://www.tengoku
sya.co.jp

「地域のご用聞き」として地域密着型事業を展開中。多様化する価値観の中、お客様の視点で頑張っています。

 
株式会社北洋建設
代表取締役社長
脇山 章治
http://www.nopac.co.jp

建設業は今、転換期。「一番身近でお役に立つ会社」をめざし、24時間AM体制、緊急時は90分以内駆けつけを実施中。

(司会)
NTT西日本
取締役福岡支店長
小椋 敏勝
http://www.ntt-
west.co.jp/fukuoka/

地域でご活躍される皆さまの熱い想いを多くの方々へお届けして、地域の元気を応援していきます。

小 椋  皆さん、本日はお忙しい中を懇談会にご出席頂きましてありがとうございます。私どもNTTは、全国で通信事業を展開しております。その中で特に地域との関わりを大切に考え、様々な形で地域社会へ浸透していきたいと考えております。本日は、ゲストの皆様に日ごろのお仕事を通して、地域への関わり方や地域への想いなどを語っていただき、元気な福岡づくりの一助になればと思っています。この懇談は、西日本新聞紙上及びウェブ上のサイト「@なワ!」で発信して参りたいと思っています。それでは、阿部さんからよろしくお願い致します。

阿 部  We Love 天神協議会の阿部と申します。私は平成4年に西鉄に入社し、まずは関連事業部に配属となりました。その後福岡駅開発の業務に携わり、雑貨館インキューブの開業に携わりました。平成19年の7月に、西鉄の社内横断組織である天神委員会に異動となり、We Love 天神協議会の事務局も兼務しております。
これまで順調に発展してきた天神ですが、近年過密による弊害とも言える交通渋滞や違法駐輪などの課題、これまでの経済成長を支えてきた建物や都市施設などが更新の時期を迎えること、九州全体では人口減少が始まっていること、また郊外型SCの進出等もあり、天神がこれからも持続的発展の維持を目指すためには、従来に加えて新たな枠組みや発想が必要になってきました。
そのような背景の下で、2005年6月に「We Love 天神協議会準備会」を設立し、2006年4月には長く天神のまちづくりに貢献されてきた天神発展会と一緒になりました。当協議会では、90の地区の企業、住民、団体、行政の方々と、互いの立場の違いを越えて連携し、個々の力では得られないネットワークによる力を発揮する為に「エリアマネジメント」組織として活動していこうと考えています。
代表的な活動としては、毎月14日の清掃活動、地域の方々との防犯パトロール、違法駐輪対策などがあります。また、歩いて楽しい都市空間の形成を目的とした「天神ピクニック」という社会実験を2004年より秋に実施しています。具体的には、歩行者専用道路の拡大、オープンカフェの設置、サイクルポストの装飾、公共交通利用促進の為のフリンジパーキングの実施などです。また、日々の活動以外に、将来の天神の目標像について本年度中に「天神まちづくりガイドライン」の作成を行います。

小 椋  ありがとうございます。天神は九州でも突出した集客を誇っていますね。では、次に岩田さんどうぞ。

岩 田  業務用食品の卸をしています。クライアントは、ホテルからラーメン屋さんまで多岐にわたり、事業所も九州一円13ヶ所、農水産及び畜産関係から調味料まで実に2万アイテムの商品を扱っています。関連会社には、野菜や果物だけを扱う「イワタフーズ」、ビール、日本酒からワインまでを扱い、西日本トップクラスのワインセラーをもつ「岩田酒販」、ピザ&お好み焼きの宅配専門店「ピザ・クック」などがあります。
私どもの地域との関わりにつきましては、諸岡の町内会が展開しています「花いっぱい運動」、交通遺児育英会、福岡県交通安全協会、福岡県防犯協会連合会、世界的には飢餓に苦しむ子ども達への食料援助機関「WFP国連世界食料計画」、ユニセフなどへの定期的な寄付活動、また「ピザ・クック杯争奪、福岡小学生ソフトボール大会」を開催支援しています。年1回の大会ですが、雁ノ巣球場を借りきって行っています。

小 椋  それはすごいですね。どのくらい前から開催されているのですか?

岩 田  ピザ・クック杯は今年で11年目を迎えました。実際のところ、180チーム位のエントリーがございます。ただ、日程と球場の関係で120チームしかできません。福岡県でトップクラスの人気があるソフトボール大会として定着して参りました。私どもも大変嬉しく思っています。

小 椋  ありがとうございました。それでは、天国社の野口さんどうぞ。

野 口  私は、葬儀の会社を経営しています。先般、創立20周年のお祝いを700名のお客さまのご臨席のもと、開催させて頂きました。現在、福岡県内に6ヶ所の会館を運営しています。私どもの商圏は地域の2、3キロです。まさに地域密着型の仕事です。例えば、葬儀社を選ぶ視点の調査がございます。1)一度施行したから 2)一度お参りをしたから 3)近くにあるから この3点でございます。私どもの仕事は、必要だけれども何もない時にはご遠慮したいというものでございます。そんな中で、葬儀社への理解を深め知名度を上げるために、積極的に老人会等で行われるグランドゴルフにご協力したり、地域で行われるお祭りに参加をしています。また、会館ではお客さまに気軽にお出かけいただけるような「物産フェア」なども開催しています。「地域のご用聞きをしながら浸透していく」というのがモットーです。

小 椋  創業20年ということですが、葬儀に対する人々の認識などには変化はございますか?

野 口  大変変わりました。まず、自宅葬は殆どなくなりました。今は全葬儀の4%程度でしょう。また、家族葬をしたい、葬儀に参加する人を限定したいなど様々です。私どもは多様化するニーズにきめ細かく対応しています。昔は、地域で人が亡くなると、隣保の皆さんに通知をしてみなさんがお参りをしていたものですが、そんなこともなくなりつつあります。

小 椋  そうですね。私も岡山の山間で育ちましたが、昔は葬儀も地域でやっていましたね。地域の人間関係が希薄になってきたのでしょうか。それでは、次に脇山さんお願いします。

脇 山  建設会社を営んでいまして、九州一円で事業を展開しています。この業界は現在大きな転換期に入っています。インフラの整備が必要だった時代は一段落して、次は何を目指すの?という状況があります。先程から「地域との関わり」がテーマとなっていますが、私どもも、「新しい形の建設業を目指す」と「一番身近で役に立つこと」をキーワードに現在事業を展開しています。例えば、地震や台風などの災害が発生したとします。私どもは常に24時間体制をとって、90分以内に駆けつける事、さらにどんなに遅くとも2週間以内に問題を解決しご不便を解消することをモットーにしています。新規に建設をすることから、リフォーム、リモデル、リビルドの時代に入ったと思っています。
地域との関わりということでは、毎年2回「みち」という情報誌を作ってお配りしています。これは、天神地区といえば常にスポットがあたっていますが、私どもの本社のある福岡市南部・旧筑紫郡にスポットをあて、「みちを極める」、「健康へのみち」、幼稚園、保育園情報からお食事処まで、幅広く掲載しています。地域を応援する意味でもう16回発行しており、地域の人々にもとても喜ばれています。

小 椋  それはよいことをされていますね。私どもも通信という形で地域と関わっておりますが、最終的には、お客さまとお顔を合わせることだと思っております。

脇 山  私が常に疑問に思っていることがあるのですが、プライベートとオフィシャルという概念はみなさん認識があると思いますが、ソーシャルという意識が日本人に果たして存在しているのかと思います。

小 椋  先ほど、野口さんのお話にありましたように、昔はなんでもその地域で協力し解決してきました。葬儀も地域で行ってきたのです。現在、個別化が進みすぎて隣人関係も希薄ですからね。

脇 山  地域との関わり、つまりソーシャルな視点がないですね。会社経営も地域あってのこと。昔の地域での助け合いは、役に立っていたのです。いつのまにか、なぜなくなったのでしょう?

野 口  そうです。昔は、地域の清掃もみんなで日にちを決めてやっていました。現在、マンション等では、管理組合に委託して業者まかせ。地域をみんなで清掃することなどは、少なくなりました。

岩 田  それは、家庭のなかでも変化がおこっているような気が致します。親から子へ、そして孫へと受け継いでほしいものがありますが、果たしてそれを喜んでくれるかどうか。世代交代の過程で伝統的に大切なものの継承がとぎれていく可能性もあります。

脇 山  子供の世代には、お墓や家を守ろうと言うことが物理的に無理であったり、また、その気持ちがあるかも疑問ですね。住宅は親族に代々受け継がれていくものではなく、転売により他の人に受け継がれていくものに変わるような気がします。家のもつ機能や地域が果たす役割も見直す必要があると思います。人や地域と極力関わりをもちたくないという人が増えています。電話が普及し、さらにインターネットや携帯電話の時代になって人と関わりをもたなくても暮らせることが一因です。

小 椋  通信事業者として、より便利に快適にと事業を展開していますが、なにかとても耳が痛いですね。先般、ある会合で報道技術のデジタル化の話がございました。それによりますと、テレビとパソコン、携帯電話がつながることで、双方向の情報がどこでも見れるのです。これは、つまり情報の一元化という状態になります。このような世の中になったら、どんな社会現象が起こるのでしょう。例えば、ドコモが防犯のために、キッズ携帯を売り出しましたら、これが爆発的に大ヒットしました。しかし、この背景を考えたとき、もうそんな社会になったのかとある意味で考えさせられた経験がございます。

野 口  現在の社会は、三極化の状態です。例えば携帯電話を使えるか否かという観点からみますと、1)らくらくホン世代 2)普通に携帯を使える世代 3)多機能携帯を普通に使える世代 があります。私どもの経験から、コードレス電話を使えないから教えてと呼ばれることもあるのです。情報通信技術の発達で、多機能の端末が生まれる。デジタル化でテレビやDVDの操作も複雑。このような技術を使いこなせる人と取り残された人。私どもは、この取り残された人々に向けて事業を展開したいと思っています。

小 椋  キッズ携帯はGPSの機能がついていますが、昔、子供達のことは地域でみていました。私達は情報を流すのが商売ですが複雑な思いです。

脇 山  話は変わりますが、福岡はアジアに一番近い大都市です。韓国や中国から多くの人が訪れています。もっと国際都市としての顔づくりが必要ですね。

阿 部  確かにアジアから、特に韓国からの観光客が増えています。ただ福岡に滞在するケースが少なく、九州他県に観光に行かれる方が多いようです。福岡の都市規模からすれば、もっと海外の方々に観光、ビジネス、イベントなどを通じて来福、滞在してもらえる潜在能力は大いにあると思います。

小 椋  福岡の潜在的なポテンシャルを引き出して発信していきたいと思います。本日は、大変有意義なお話をありがとうございました。


記事一覧

こちらは、今までにご紹介したフォーラム一覧表となります。記事のタイトルをクリックするとご覧いただけます。

公開日 タイトル
2008.03.24 【第4回】e-まちフォーラム2007の模様
2008.02.25 【第3回】e-まちフォーラム2007の模様
2008.01.07 【第2回】e-まちフォーラム2007の模様
2007.12.11 【第1回】e-まちフォーラム2007の模様
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